【3月の活動】『留学生の労働トラブル』について考えました

こんにちは!

今月も3月4日に定例の活動を行いました。

今回は、『留学生の労働トラブル』がテーマ。

参加者の方は、9割以上男性!?

普段は、むしろ女性の割合の方が多いので、ちょっと珍しい回でした。

さらに珍しいことに、今回は、弁護士の卵! 司法修習生の皆さんが初参加してくださいました。

未来の弁護士さんが関心を持って来てくれるのは、嬉しくもあり、頼もしくもありと言った感じです。


さて、本題の内容に話を戻すと。

今回のテーマ。留学生と労働? すぐにはピンときませんよね?( ;∀;)

実際、外国人の方の労働環境について、あまり知らない人が多いのではないでしょうか?

そんな私たちもあまり知らない問題を、WorkafeTokyoの顧問も務めてくださっている。指宿弁護士が分かりやすく解説をしてくれました。


日本で働く外国人労働者の数は、昨年の統計で約128万人。この数字はその前の年と比べて約18%(20万人)も増えていて、そのうち留学生29万人なんだそうです。

思っていたよりも多いなという印象です。


そういえば、あそこのコンビニも、たまに行く居酒屋さんにも外国人の店員さん増えたような気がします。

数が増えているということは、それだけニーズがあるからで、実際、外国人労働者が社会の一角を支えていると言っても過言ではない状況になっているのだと思います。


指宿弁護士の話によると、そんな外国人労働者を取り巻く労働環境は決して良いものではないといいます。

職場環境のトラブル、契約時のトラブル、就職するためにお金を払って受けた研修でのトラブルなど、様々な形で被害に遭っている方がいるそうです。


今回も、実際に被害に遭われた元留学生の方のお話を聞いてみようと準備をしていたのですが、残念ながらお仕事で都合が合わなかったので、事前にインタビューをさせていただき、その動画をみんなで観ました。

参加された皆さんも、実際にこんな問題が起きているとはと驚きの声があがっていました。


(↑ 写真が毎回同じ構図ですみません 笑 )


今回のテーマを通じて、日本の留学生や技能実習生の実態、外国人を食い物にする企業が多く存在することを知りました。


日本における外国人労働者の受け入れ制度は、本音と建前が違うということがよく分かりました。

政府は、建前は、高度人材の確保としてありますが、つまり専門的な知識を持った“優秀”な外国人がほしいというスタンスだということです。

でも、本音は逆。

単純労働、つまり高度に専門的な知識を必要としない仕事(こういう言い方をするととっても失礼ですが!)いわゆる現場仕事の人材が不足しているからそこに外国人労働者を使いたいというところなのだそうです。


このような状況なので、じゃあ外国人労働者をどう受け入れるの?とか

受け入れた後、外国の人の権利をどう守っていくのといった議論が煮詰まらないまま、人手は足りないから数は増えていくという感じです。


すでに身近にいる存在となっている外国人労働者の働き方の問題。

私達も他人事ではなく、真剣に考えていくことが必要だと思いました。


次回は4月1日になります!追ってテーマをお伝えしたいと思います。

ぜひご参加ください!お待ちしてます!


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